車上荒らし 保険金は支払われる?

日本損害保険協会によると、わが国の刑法犯認知件数は減少傾向にあるものの、2011年における自動車盗難認知件数は24,928件となり、8年ぶりに増加に転じたとのこと。また、車上荒らしにおいても、特にカーナビ盗難被害は深刻で、カーナビ盗難1件あたりの平均被害額は、21.8万円と高額になっているそうです。

【ご注意!】
ここで紹介する事例等は、あくまでも一般的なものです。損害を受けた状況などによって実際の対応は異なることがあります。
車上荒らしによる損害
皆さんの身近でも起こりうる犯罪「車上荒らし」による損害が、自動車保険でどこまで補償されるかご存じですか?
事例を紹介しながら、確認していきたいと思います。

【事例】 駐車場に駐車中の車からカーナビが盗まれてしまいました。
00000近所の契約駐車場にマイカーを駐車している間に、車上荒らしに遭いました。
クルマのガラスが割られ、ボディが傷つけられ、さらには、カーナビを盗まれてしまいました。

このケースの場合、自動車保険ではどこまで補償してもらえるのでしょうか。

 

【解説】車両保険があれば、保険金は支払われます。
この事例の場合の損害は、クルマ自体の損傷と、クルマに装着されていたカーナビの盗難です。
マイカーの損害を補償する「車両保険」では、クルマ本体だけでなく、クルマに装着されているカーナビなどの付属品も補償の対象となります。(*1)

また、車両保険には「一般型」と「エコノミー型」がありますが、いずれの車両保険でも、盗難?火災?台風?落下物との衝突などさまざまな事故により生じた損害に対し、保険金が支払われます。
したがって、今回の事例「車上荒らし」=盗難については、車両保険がセットされていれば、マイカーの修理費用とカーナビの両方について、保険金が支払われることになります。

免責金額を設定している場合
上記にて、車両保険で盗難による被害に対して保険金が支払われると説明しましたが、車両保険に免責金額(自己負担額)を設定している場合は注意が必要です。
損害が小さく、修理費などの損害額が免責金額以内に収まるときは、そもそも保険が使えないということもあります。
また、保険金が支払われるのはあくまでも免責金額を超えた額ですから、免責金額を5万円に設定していた場合に損害額が6万円だったときは、支払われる保険金は1万円ということになります。
「車内の身の回り品」は車両保険では、補償対象外
今回の事例ではカーナビ以外の被害はありませんでしたが、マイカーの中に置いていたカメラやゴルフ用品などの身の回り品が盗難や事故によって損害を被った場合、車両保険では補償対象外ですが、「身の回り品特約(*2)」の契約があれば保険金額を限度に補償されます。

なお、通貨や有価証券、貴金属などの貴重品、ペットなどの損害については保険金は支払われません。免許証やパスポートなどを盗まれた場合、再発行手続にかかる費用は自己負担です。
警察への届出をお忘れなく0000
最後に、盗難被害によって損保会社に保険金を請求する場合には、警察への届出が必要となります。
スムーズな解決のために、警察への速やかな届出と手続きをおすすめします。

また、盗難被害に遭わないように、あるいは被害を最小限に抑えるためには工夫も大切です。
貴重品などは車内に置かず持ち歩く、キーをつけたままクルマから離れないといった当たり前のことを、常に心がけたいものです。
さらに、万が一トラブルに遭ってしまったときのために、車検証や免許証などの重要書類はコピーをとって、自宅などに保管しておくのも良いでしょう。
(*1) ポータブルナビゲーションは、使用状況(車外でも頻繁に使用する場合など)により補償対象外となるケースがあります。また、保険会社によってはボルト等で固定されていない場合は補償対象外となることがあります。
(*2) ソニー損保での名称は「車内身の回り品特約」で、車両保険または「おりても特約」をセットされている場合にご契約いただけます。

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