火災保険の保険期間はどうしたらいいの?

火災保険の保険期間はどうしたらいいの?

念願の住宅を購入することになったAさん。来月には物件の引渡しが待っています。住宅ローンを借りる銀行も無事決まりました。ただ、家に火災保険をかけるべきだとは思っているのに、銀行から提案がありません。そこで知り合いの保険代理店へ相談することにしました。保険料を試算してもらい保険期間が1年の契約と30年の契約を見せてもらいました。どちらを選んだらいいのでしょうか。
Aさんの提案された火災保険料は?

保険代理店からAさんが提案を受けた火災保険の保険料は次のとおり。保険期間が1年の方が、保険料は安くてとても加入しやすく見えます。家を購入すると何かとお金が出て行くので、1年の方がいいような気がします

保険期間 保険料
1年 3,580円
30年 73,640円

保険期間が長いほど割引が効く

ただ、保険期間が長くなるほど、保険料の割引が受けられます。どのように割り引かれるのでしょうか。

基本的に保険期間1年の保険料をベースに、保険期間ごとに決められた長期係数と、長期一括割引などの各種割引率を掛けることで保険料が計算されます。長期契約のメリットは長期係数による割引ですが、この係数は会社によって少しずつ異なり、金利情勢に応じて変更されます。最近の低金利環境を反映して、長期係数は徐々に悪化しています。ある損害保険会社の長期係数を一部抜粋したのが以下の表です。

<長期割引表>
理由は 長期係数 割引率
1年 1.0 0%
2年 1.85 7.5%
5年 4.30 14.0%
10年 8.45 15.5%
15年 12.21 18.6%
20年 15.71 21.4%
30年 22.09 26.3%
保険料=保険期間1年の保険料×長期係数×(1-その他割引率)

このように、保険期間が長期になるほど割引率が高くなります。保険期間10年では15.5%、20年では21.4%、30年では26.3%の割引です。長期係数が悪化しているとは言え、まだこの程度の割引は受けられます。
余裕があれば保険期間は長期の方がお得

保険期間30年でもそれほど高い保険料ではなかったため、Aさんは保険期間30年を選びました。保険期間が短い契約でも、毎年掛けなければならないのは変わりませんので、保険期間が長期の方がお得と考えました。

ただ、Aさんが購入したのはマンション。マンションは木造の一戸建てと比べ保険料が安い傾向があります。もしも、木造の一戸建てであれば、保険期間を長くすると数十万円の負担になることも。そうなると、保険期間30年の保険料を支払うのはさすがに厳しいかも。長期係数を参考に、予算と相談しながら保険期間を選んでみましょう。

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